2年前の今日、安保関連法が国会で成立させられました。あのとき妊婦さんだったママが、最近になってこう語ってくれました。
「強行採決で揉みくちゃの国会を見ながら、お腹の赤ちゃんに申し訳ない気持ちになった。これからの時代どうなってしまうんだろう、ごめんねと」
この2年間、安倍政権は国会でひとつも筋の通った「説明」をしませんでした。いつも論点をずらし、問題に向き合うことから逃げてきました。そうして突き進んだ先が解散総選挙だなんていい加減にしてください。
安倍首相は「北朝鮮に対し最も強い圧力をかける時が来た」(2017年9月17日ニューヨークタイムズ)と言います。そもそも、なぜ朝鮮半島が南北に分断され、休戦という名の戦争が続いているのでしょうか。そこから考え直し、少しでもよりよい未来を考えるのが、私たちの役目ではないでしょうか。力を振りかざして対話を閉ざすような愚かな政治はもうやめてください。
すべての物事の根っこには、いのちの問題があります。いのちの現場から、物事を考える政治を、私たちは求めます。
そのために、私たちはもっともっと、つながりつづけます。
だれもが平和に生きる権利を記した憲法と歩きつづけます。
そして安保関連法の廃止と、集団的自衛権の閣議決定撤回を求めます。
「だれの子どももころさせない」ために。
2017年9月19日
安保関連法に反対するママの会