9.21国際平和デー・ピースデイアクションスピーチ全文(小川)「対話をしましょう。選挙に行きましょう」

9月21日「国際平和の日」に開催されたピースデイアクション(渋谷ハチ公前広場)でのママの会@多摩の小川佳代子さんのスピーチです。


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こんにちは。安保関連法に反対するママの会@多摩を名乗らせてもらっています、小川です。子どもが2人います。

先日、小学校の授業参観に行きました。教室に『学級会のすすめかた』という紙が貼ってありました。

『手をあげて発表する』『発言している人の話を黙って最後まで聞く』『多数決をとった後、少ない意見の人の話を聞く』小学生がこれができます。17日のあの参議院特別委員会の速記記録には『聴取不能』と書いてあります。採決結果の記録もない。なのに、拍手して可決したことにするなんて、そんな方法恥ずかしくて子どもたちに説明できません。

あの日から、安保関連法案に反対するママの会から、安保関連法に反対するママの会と名前を変更することになりました。諦めたり、落ち込んだりはしていません。怒ってはいますが、笑い飛ばしながら当たり前のことを言いつづけていくだけだと思っています。

この間、平和や安全という言葉をいろんな意味で使う人がいるのだと学びました。

平和という言葉、国を愛するという言葉。安保関連法に賛成する人たちも使います。彼らも本気で日本の平和を憂いているんですね。私は彼らを敵だとは思いません。国会前で国民の前に何重にもバリケードをはって圧力をかけたり、かえって人々を混乱させた警察を敵だとは思いません。

私はこれからは、選挙に行こうということと、一緒に対話をしようと言っていきたいと思っています。

今から20年くらい前でしょうか。私は初めて原発建設反対のデモに参加しました。今のように参加者の数も多くなく、コールも今のように乗りやすく、おしゃれなものではなく「なになにはー、なになにだー!」とこぶしをあげるものでした。妨害する人たちもとても怖く、歩道からの視線は冷たいものでした。我関せずと歩道を歩く人たちに「事故が起きたら賛成派も反対派も無関心な人も、みんな犠牲になるのに」と思っていました。そして安全神話があっけなく崩れてのあの福島の事故。その後お子さんを抱えて避難をされたお母さんの「もっと勉強していればよかった」という声を聞いて、私のそんな考えは吹っ飛び、激しい後悔に襲われました。「もっと対話をすればよかった」と。私はデモで叫べば伝わると思っていました。無関心な人に、なんで分からないんだ!と思っていました。だけど、違いました。一人一人と対話することを私は怖がっていたのです。否定される、ひかれる、ママ友がいなくなる、公園で遊べなくなる、子どもが辛い思いをするんじゃないかと恐れていました。

国会前の行動に参加するだけでなくても、一人一人がやれることがあります。作り笑顔で引きつりながら合わない方法をする必要はありません。SNSで発信するのでもいいし、意見の違う議員さんに電話をして話を聞くだけでもいい、分からないことを分からないと言うだけでいい。

家族でご近所でサークルで、違う意見の人の話を聞いていると共通点があるかもしれません。議論をしているうちに根っこは同じだと見えるかもしれません。そこから解決できることはあると思うし、平和は武器で作るものじゃないということが実現できるのではないかと思います。甘いかもしれません、でも、安保法に賛成する人も私のように反対する者も、選挙に行こうと一緒に声をあげたいと思います。一番力を持っているのは、サイレントマジョリティーと言われる多数の良い人たちです。今、無関心に渋谷の交差点を歩いている人たちです。空気を読んで意見を言わないことで我が身を守ってる優しい人たちです。その人たちにこのままだとかえって我が身を守れていないんじゃないかと思われるくらい、選挙に行こうと声をかけたいと私は思います。

そして、最後に、この間TwitterやFacebookでSEALDsのストーカーのように画面越しに誹謗中傷を繰り返すいわゆるネトウヨと言われる若い人たち。彼らを見て私は、この子達は本当にSEALDsの子達が眩しくて羨ましくて大好きで、妬ましくて憎くて仕方がないんだなと思います。引きこもりの経験があるという私の友人が、ヘイトに自分の身を置くしかない人たちの気持ちがよく分かると言いました。部屋の中から誰かの攻撃をしていないと自分が保てないような闇が確かにあるんだとその人は言いました。今、それだけ自分を肯定できない若者が増えているんです。集団で自分より弱いものを見つけて、罪の意識なくヘイトスピーチを繰り返す子達も、そこにいると楽なんです。本当にそれが幸せかどうかは他の人には分かりません。分かるのは、それが今の教育の結果なのだと思います。若い子たちが自分にはそのままで十分価値があるとも思えずに社会からこぼれています。

今、殺人のための武器を研究開発したり、国に都合のいい自衛官を育てることに力を入れるより、国がやらなければいけない、子どもたちを守ること、国民一人一人の暮らしのための福祉や教育が山ほどあります。

国の代表者や代弁者を選ぶのは誰ですか?私たちです。

国の代表者や代弁者に給料を払って、働く機会を与えているのは誰ですか?私たちです。

あの人たちから私たちの暮らしを与えられるのではないんです。

憲法を守らないといけないのは、国会にいる人たちなんです。

憲法の解釈を勝手に変えて、永遠にこれを放棄すると書いてある9条を、他国に武器を運んでもいいと読めるとか言ってしまう総理はクビにするしかないです。早くカウンセリングを受けて癒されていただきたいと私は思っています。

対話をしましょう。選挙に行きましょう。

長い話にお付き合いくださりありがとうございました。

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  1. とんとん より:

    選挙に行きます!! 新聞も2紙以上読みます!! 本も読みます!! 立憲主義と民主主義を大切に子供達へ引き継ぐ為に!!

  2. とんとん より:

    原発報道や安保関連の報道は、マスコミ各社の独自色がはっきり分かれます。
    自分の考えを熟成させるためにも、賛否両論の情報を集めましょう。
    反対の立ち位置は、東京新聞やTBSラジオ、賛成論は、日経新聞や読売、日テレなどです。
    見事に切り口が異なって報道しています。選挙までに考え続けましょう。

  3. マメしば より:

    いつの間にか防衛装備庁なるものが施行になってるのね。怖いよー。経済界が喜ぶわけだ。

    1. とんとん より:

      スポーツ庁のニュースに隠されてしまいました。日本のマスコミ、情けないです。

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