[:ja]今週月曜に国会前集会でスピーチをさせていただきました。わたしがステージに上がったちょうどそのくらいから、警察の規制線が決壊しはじめ、国会前が人の海=解放区になる瞬間を目の当たりにしました。めまいがするくらいキラキラした光景でした(参加者4万5千人)。そのときのスピーチ全文をここに載せておきます。これがわたしの言いたいことの、すべてです。そしてこれは、全国のママたちが、わたしに教えてくれたことなのです。
安保関連法案に反対するママの会、発起人の西郷と申します。わたしは、7歳・5歳・2歳の3人の子どもたちを京都で育てています。
いま全国のママたちが「だれの子どもも、ころさせない」を合言葉に、各地でママの会を立ち上げています。ある新聞社の調査によりますと、すでに38の都道府県で50もの会ができているそうです。
なぜいま、ママたちが立ち上がっているのか。それは、いま、どうしても言わなければならないことがあるからです。ベビーカーを電車に乗せるなという議論さえあるようなこの国で、ママたちは子どもたちの手を引いて街に出て、デモの先頭に立っています。
わたしたちは、もう我慢できません。ウソとデタラメに塗り固められた政府の答弁。これが、テレビのワイドショーなら結構です。しかし、これは誰かの命がかかった法案なのです。
「後方支援」、その中身はなんですか?弾薬を「運ぶ」だけならいいのですか?戦闘機に燃料を「入れる」だけならいいのですか?わたしは、聞きたいです。そもそも、それはいったい何のためのものなのですかと。保育園をつくるのお金はないのに、1台100億円もするオスプレイは買えるんですか?
経団連は、先日こんな提言をしました。武器輸出を国家戦略としてすすめるべきだと。わたしは怒りで体が震えました。そんな血みどろのやり方でしか、経済を持ちこたえさせられないのであれば、そんな経済はいりません!
たしかに、武器や弾薬は使ったぶんだけなくなります。しかし、勘違いしないでほしいのは、人間の命だけは、作り直すことができないということです。同じ母親でさえ、同じ子どもは二度と産めないのです。
だれの子どもも、ころさせない。この合言葉を心に刻んだわたしは、思います。すべての一人ひとりのかけがえのなさを、握りしめるのが、民主主義なのだと。人の命を紙切れのように扱う政治に、「民主主義」を語ってもらっては困るのです!
インドの詩人で、ガンジーの友人でもあったタゴールはこう書き残しました。「すべての赤ん坊は、神がまだ人間に絶望していないというメッセージを携えて生まれてくる」と。
わたしたちは、我が子たちを目の前にして、あきらめることを知りません。
「だれの子どもも、ころさせない」世界をつくるために、ママはこれからも声を上げ続けます。
今日、安倍さんは御用マスコミ「ひらかわクラブ」だけに質問させるという姑息な会見をし、憲法改正の野望を表面しました。いよいよママ達との本当の戦いが始まりました。
岐阜の落書き「安倍さんは平成のA級戦犯」という確信を、選挙まで忘れないでいましょう。
忘れっぽい日本人。9.19.の強行採決を忘れるようでは、この国は終わりです。安保法制は次期政権で廃止に!!!!
軍事産業で経済復興を考えている経済界。日経新聞(産経、読売)と東京新聞(朝日、毎日)を読み比べて見ると面白いです。
同感です。東京新聞の、今回の安保法制反対の報道は、とてもよかったですね。論旨も明確で、伝わりやすかったです。読売と毎日を読むことが多いですが、読売は政府の御用新聞ですね。どうして、この新聞が日本で一番読まれているんだろう。ちょっと危ない気がします。政治に関心のない人が、読売新聞だけ読んで生活していたら…社会の見え方が違ってきてしまうように思います。NHKも、最近ちょっと心配です。ニュートラルな報道じゃなくなってきていますね。見せられていない場面が、結構あることに気づいて驚きました(普天間関連でしたが)。
「だれの子も殺させない!」との女性たちに心から満腔の敬意を!!!!!
荒木栄の「わが母の歌」を捧げます!!!!!
私の祖母は、離縁して5歳の養女を連れて実家に戻り、私の母を育てました。
私の母は、その家のために私の父となる婿を迎え、2子を産みましたが、夫の戦死で祖母と共に苦労して私たち兄弟を育てました。
私の妻は、学生時代に勤評、安保、松川運動に参加し、教職についてからも教組、母親運動に参加しました。
私の繋がった3人の女性たちにも本当に頭が下がります!!!!!
「社会に目を向けなくては自分の子どもも守れない」と気付き行動をはじめられた皆さんの思いが全国に世界に広がりますように!
(石巻市、73歳の3年前妻を亡くした(老)日本共産党員より)